パリ出展のきっかけ
パリのアートフェアへの誘いがあったのは2024年2月。ちょうどその月に開催する写真展の準備が大詰めに差し掛かった頃、着物コーディネーターで、中田アツシ写真展「陰翳礼讃」においてモデル、写真集、リーフレットデザインなども手掛けてくれたRikaTanakaさんが、ビコーデザインさんに僕の話をし、そこから僕にパリに行かないか、との打診をいただいた。
すぐにパリに行って本物のアートを体験したいと思い、写真展が終わってから正式に申し込みし、そこからプロジェクトはスタートした。
旅と作品の背景
オランダ人画家・フェルメールと、日本人作家・谷崎潤一郎という一見関係なさそうな二人。その二人に魅せられた僕が目指したパリ、オランダへの光と影、芸術を求める旅を綴っていきます。2月のパリ出展打診から10月の旅まで一気に駆け抜けた8ヶ月。
大きなトラブルなくその旅も終え、今はその余韻も少しずつ冷めてきて、今後どうするかなど考える時期に差し掛かり、この記事を執筆しています。
来年すでに決まっている芦屋市での展示の他に、海外活動としてスペイン行きを考えています。ガウディの建築や芸術的とも言えるスペイン料理、温かく人懐っこい人々との触れ合い。今回のオランダ旅で撮影させていただいた蒲原ゆばこさんとの話の中で、ワクワクが次から次へと湧き出して、もはやいくことは規定の事実のようにさえ感じつつあります。
そこで、今回のパリ、オランダ旅を成功させるに至ったことをまとめて自分の中に落とし込むことで、次のスペイン行きのエネルギーにしていきたいと思います。
その中で得られたダイジェストを、こちらのページで皆さんにお伝えし、また詳細な記事は別コンテンツとして、同じように資金集めからスタートしてパリを目指すアーティスト、写真家の皆さんの一助になればと思います。
パリでのアート体験
パリ、カルーセルドゥルーブルでの展示では、今回荷物の関係もあり、A2版のキャンバスプリント三点のみの出展となった。それでも大きなプリントはインパクトがあって、これは何?などと言いながら足を止めてみてくれる人、リーフレットを手に取ってみてくれる人など多くあり、また海外メディアの方の取材も受けることができました。
何よりも今回、こういった海外の展示では、展示場所の確保以外ほとんど全てのことを自分でやらないといけないということがわかったのが収穫なのかもしれません。飛行機の手配、安全快適な宿の検討、資金調達、展示以外の時間の過ごし方など、やることは山ほどあってとにかくあっという間に時間が過ぎてしまいます。
オランダ撮影旅行
今回の旅のもう一つの目的は、オランダでの美術鑑賞でした。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をはじめとした作品の数々を見ることと、デルフトの街並みなどの聖地巡礼です。そして、その旅の頃タイミングよくスペインに滞在している和食料理人・蒲原ゆばこさんが合流し、旅のスナップ撮影を行うという結構奇跡的な流れの旅となりました。
新時代のセルフクラファン
今回僕は資金調達の手段として、はじめに検討したクラファンは利用せず、新しい形での「セルフクラファン」を利用しました。すべてのことは自分の考えと、助けてくれる仲間の助言をもとに一から作り上げていき、半年ほどの時間をかけて形になっていきました。これらのことが同じように海外での展示や発表を目指す写真家、アーティストの皆さんにそのことをお伝えできればと思います。
初めての個人海外旅行に向けての資金調達、カルーセルドゥルーブルでの展示、パリでの過ごし方。パリからオランダへの旅。美術を楽しみながらのスナップ撮影。どれもが海外を目指す皆さんの一助になると信じて書いていきます。ぜひご覧くださいね。
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